寺に住むカレー妖怪のブログ

埼玉は芋芋しい町のとあるお寺に住みついているカレー妖怪のブログです。寺務したりカレー食べたりカレー作ったりカレーを愛でたりしています。 住職に隠れてこっそりやっているお寺のフェイスブック→https://www.facebook.com/unkousan/

シンガポール随喜旅・0️⃣

書く!と言って全然書いていなかった、令和6年5月のシンガポール行き。

待っていた方がいるかはさておき、少しずつ書き綴ります。

僧侶がご縁あるお寺さんのお手伝いに行くことを「随喜(ずいき)」と言うので、今回は「シンガポール随喜旅」と名付けたい。

 

そう、つまりシンガポールには法要のお手伝いに行ったのである。

詳しくは書かないが、シンガポールにある日本人墓地では、(コロナ前は)毎年、戦災犠牲者などの方に対する慰霊法要を行っていたそうだ。コロナ禍が始まってから一時期ストップしていたものの、今年また再開され、そして自分と縁のあるお寺さんがメインを張ることになったと聞いた。そして、「海外での法要を経験して学びとしたい」という気持ちと、「シンガポールのカレー事情が知りたい」という煩n…好奇心から、ご随喜させていただくこととなったのである。

 

さて、このシンガポール法要だが、主催寺院の他、複数の寺院・僧侶15名ほどが共同して行った。そしてそのサポートや、参列のためのお寺のご家族や檀家様、業者さんなども合わさり、総勢25名前後だったのではないかと思う。そんな大所帯なものだから当然旅行会社が付き、フライトから法要前後の旅程、宿泊先などはあらかじめアレンジメントされていた。のだが、参加者の中には、時間等の関係からその全体スケジュールに部分的に参加する人もおり、自分もその形をとらせていただいた。

全体スケジュールと大きく違うところは2つ。一つ目は、皆様3泊4日のところを、2泊3日(うち1泊は機中泊)という、今回も弾丸スケジュールでお送りさせていただいたという点。

もう1つは、自分は事前にシンガポールに詳しい方に(というか海外のカレー事情に詳しい方に)聞いたことでシンガポールにはインド人街(リトル・インディア)があるということを初めて知ったところに始まる。これは是が非でも行ってシンガポールの中のインドという不思議な情緒とそこに息づくカレーを味わってくるしかないだろう、と思っていた。だがしかしどうだ、旅程を見ると、確かに観光ルートにリトル・インディアは含まれていたのだが、所要時間 : 20分」とある。

ば、ばかな!!20分で何ができるというんだ!!!!!

そのような叫びから、私は添乗員さんに掛け合い、リゾート島に行くはずの時間を抜けて1人リトル・インディアに赴けるようスケジューリングした。私にとってのリゾートはリトル・インディアだ。

 

ということで、次回から上述の一人行動をメインに、シンガポール随喜旅を綴っていきます。